若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』

若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』を読む。

やはり沈黙。

言葉にならないので、無理に言葉にしない。

感じたのは、これは「池田晶子『試論』」だということ。

エセーというなら、「想に随って筆を動かす」随想録ではなく「筆に随って想が産出される」(林達夫)という「随録想」だという印象を抱いた。

よって若松さんには、試論の次は本論を期待したい。また『池田晶子の幸福論』も読んでみたい。

良い本というのは、勇気を与え、行動を促すと思う。

あらためて池田晶子の『14歳からの哲学』『14歳の君へ』『リマーク 1997-2007』『事象そのものへ!』を読もう。

そして小林秀雄。『考えるヒント』も、『新・考えるヒント』も。

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